日本中国友好協会主催の第4回中国百科検定試験が3月21日、全国30会場で実施されました。
今回は、3級(ものしりコース)、2級(中国通コース)、1級(百科老師コース)に加え、特級(マスターコース)が新設されました。受験申込者数は441人。
試験実施の様子など、東京・明治大学中野キャンパス会場からレポートを寄せてもらいました。 他の4会場の様子を次号に掲載します。
1級、特級の問題・解答を次号以降に掲載します。
東京・明大中野キャンパス会場は、受験応募者が、3級30人、2級26人、1級23人、新設した特級が5人の合計84人。欠席が9人で、実際の受験者は75人でした。
今回の試験では、1企業から10人以上のまとまった受験者もあり、初めての受験者も含め、中国百科検定試験の受験のすそ野は広がってきていることが感じられました。
会場は、特級も加わったため、2部屋にしたことで、試験監督の体制が十分とはいえない状態も生じました。
また、試験終了後にキャンパスの施設側から要望も出され、試験開始前の誘導や試験教室周辺だけでなく、終了後も受験者が速やかに会場を退出できるような誘導体制の見直しなど、今後への課題も加わりました。
アンケートには67人が回答。1級の受験者からは、「過去の問題よりずいぶん難しくなったように感じました」(30代男性)、「1級は大変難しかったです。準備不足でした」(30代女性)など、「難しかった」という声が多く出ていました。
一方で、「こんな機会が無ければ何も知らないまま歳だけ取ってしまうので、その意味では有意義でした」(30代女性)という声もありました。
また他の級では「予想以上に文化問題が少なかったのが残念。次回は文化関連の問題にも最近の話題と絡めた問題を出していただけたらうれしいです」(2級20代女性)という要望も。
「楽しいのでまた受験したい」(2級30代男性)、「少しずつ知識を増やしたい」(3級60代女性)など、中国百科検定試験の意味合いを感じさせる感想もありました。
検定試験後、懇談会も行い、20人を越える人たちが試験の感想を述べ合いました。 (Y)