日中友好協会(日本中国友好協会):私と日本 2018年6月5日号

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私と日本〈130〉

 

京都府連準会員

曹瑞林さん


学術交流の開拓で成果

 

 曹瑞林さんは大連市の生まれです。父親は建築会社の経理などに携わっていました。「文化大革命」(1966~76年)が始まると、一家は山東省煙台の農村に下放され、苦しい生活を余儀なくされました。
 「文革」後復活した78年の大学統一試験に合格して吉林大学外文系日本文学言語学科へ。 大学では、後に中国公使として日中学術交流の発展に尽力した李東翔先生の指導を受けました。
 卒業後、大連市の東北財経大学に赴任しますが、89年、財政部の世界銀行借款基金で大阪市立大学経済学研究科に派遣されて、日本における本格的な経済学研究が始まります。
 専門は財政学で、大阪市大では神野直彦先生に、後に留学した九州国際大学では内山昭先生に師事しました。
 いわゆる「文革」世代に属する曹瑞林さんにとって、研究に向かう一番のモチベーションは「改革開放」政策によって中国経済が発展し庶民のライフスタイルが変わることでした。
 また学生の頃や留学時代に親しくした日本人の先生や友人、市民から受けた支援や励ましが忘れられないと言います。
 1997年に立命館大学政策科学部に赴任し、その後、大分県の立命館アジア太平洋大学での勤務などを経て、現在は経済学部で中国の地方財政研究に従事しています。
 曹瑞林さんが大きなエネルギーを注いでいるのが国際交流です。曹さんの尽力で結ばれた協定にもとづいて中国との多彩な教育、研究プログラムが進展しています。
 政府レベルの往来が滞っている時でも、大学間の交流には影響を及ぼさず、胸襟を開き、積極的に友好往来の道を開くことが信条です。


(斎藤)



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