私と日本〈120〉
|
日本僑報電子週刊の
「日中友好物語」ライター
思 (しかん) さん
一般の人たちを取材し、 記録したい
|
平日は外資系の旅行会社で正社員として働き、週末などは日本僑報社の段躍中氏主催の星期日漢語角(日曜中国語サロン)に参加、そこで出会った日本人に日本語でインタビューし、日本僑報電子週刊で中国語サロン「漢語角」の日中友好物語連載を発表しています。この取り組みは昨年11月から始まり、話題を呼んでいます。
思さんは日本僑報社・日中交流研究所主催の第8回「中国人の日本語作文コンクール」(2012年)の受賞者。「中国人がいつも大声で喋るのはなんでなのか?」の課題テーマに興味を覚え応募したのは、河南農業大学日本語学科3年生のとき。「中国人が大声で話すのは熱意の表れ。日本では大声で話さないのがマナー。これも文化の違いです」。
13年10月に来日、宇都宮大学の研究生を経て、翌年4月には東京外国語大学大学院へ進学。NGOとジェンダーについて研究しながら、国際協力団体の学生スタッフに。「世界の人たちと交流したい。視野をもっと広げたい」と、カンボジアやベトナムに渡り国際協力・交流に積極的に参加しました。
卒業後は、国際NGOでボランティア活動をしながら就職活動、インバウンド(訪日外国人旅行)の仕事に興味をもち、旅行会社に今年2月に就職したばかり。
「日中交流に関わる一般の人たちを取材して、彼らのストーリーを記録し続けたい」と、大きな瞳を輝かせながら語ります。
名前の「」は蓮(はす)のつぼみの意。日中友好を願うつぼみは、きっときれいな花を咲かせることでしょう。河南省出身、1990年生まれ。
中国語サロン「漢語角」の「日中友好物語」は http://duan.exblog.jp/i29/
(押)