私と日本〈115〉
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北京日本倶楽部図書室担当
任正平さん
日中交流の場
サポート続けたい
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任さんは、最近名前が北京日本倶楽部と変わった、元・北京日本人会の図書室専任担当者として2008年から勤務しています。
北京建国門外のホテル、長富宮飯店の3階にある図書室は、本がよく整理されていて明るい雰囲気。本を借りるとともに、任さんと話し込む人も珍しくありません。
約3万冊ある日本語の本は、在留の日本人の会員だけでなく中国人やホテルの従業員にも公開されていて、中国関係の本が豊富ですが、他に文学・趣味・海外旅行のガイドブック・マンガ本なども豊富で、マンガは子どもたちに特に喜ばれています。
1991年に日本の福岡九州語学学院で日本語習得後、大東文化大学に学び、卒業後は兵庫県三木市にある企業で2年余り勤務。1997年末に帰国しました。日本では知人や知らない日本人にいろいろ助けてもらったという任さん。
北京に倍賞千恵子さんが来訪した時に案内人を務めたことからファンになり、『日中友好新聞』(2014年1月15日号)に出た倍賞さんの記事紙面をボードに貼り付けて大切にしています。
今後は、この図書室で本が読めるというだけでなく、「日本人と中国人の交流の場、情報交換の場となるように、そのためのサポートを続けていきたい」と語っています。
「北京にお越しの際は、北京日本倶楽部図書室にぜひ、いらしてください」。
1961年生まれ、北京出身。
(小林治平)