私と日本〈84〉
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東京中国文化センター長
石 軍さん
文化交流は潤滑油 |
ホテルオークラからほど近い37森ビル1階に東京中国文化センターがある。
ここでは、展覧会や講演会のほか、漢語・書道・太極拳といった講座や中国映画上映会を随時開催。中国図書閲覧室もあり、中国語や日本語で書かれた新聞や雑誌、本などが誰でも閲覧できる。施設はすべて無料で利用でき、中国好きにはたまらない場所だ。
同センターは、中国政府が国外に設立した文化機構。中国文化を紹介し、中国と駐在各国における文化交流の促進、両国国民の相互理解を深めることを目的として2009年12月14日にオープンした。
現在、20代から30代の中国人5人、日本人2人の職員のトップとして石軍さんは忙しい日々を送っている。
「オープン以来、文化交流を一日も中断したことがありません。文化交流は恋愛と同じ。お互いに理解が深まれば愛情が出てきます。民間の文化交流は重要です。今後とも多くの日中友好団体と協力していきたい」と、流ちょうな日本語で語る。
来年還暦を迎え、中国に帰国する。「定年退職後も中日間の文化交流活動を続けていきたいですね」と、日中友好を願う気持ちに定年はない。1954年3月生まれ、北京出身。
開館時間は午前10時30分から午後5時30分まで。入場無料。休館日は土日祝日と展示替期間・年末年始。
問い合わせはTEL03(6402)8168、FAX03(6402)8169
センターのホームページはhttp://tokyo.cccweb.org/jp/(押)