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HOME > 私と中国 > 2017年10月25日号

私と中国〈966〉

ロサンゼルス総領事


千葉 明さん

 

『美しい中国語の手紙の書き方・訳し方』刊行


 10月3日付の「日本僑報電子週刊」第1296号は、現ロサンゼルス総領事千葉明氏による『美しい中国語の手紙の書き方・訳し方』刊行特集を配信した。
 好評シリーズ「日中中日翻訳必携 実戦編」の第3弾となる。同シリーズ2作の著者であり、日中翻訳学院の人気講師である武吉次朗氏は「こんな良書に、もっと早く出合いたかった」「懇切丁寧な解説、すぐに使える用語と約束事」「これに沿って手紙を書けば中国の友人が驚くに違いない」と、推薦の言葉を寄せる。
 日本人にとって、中文和訳よりも一段とハードルの高い日文中訳。しかも中国語で手紙を書くとなると「間違えたら恥ずかしい」と二の足を踏みがちになるが、なぜ千葉氏ができたのか?千葉氏は振り返る。
 「日本政府要人が訪中を終えると、中国側要人に礼状を書きます。これを翻訳して中国側に届けるのが、駆け出しの大使館員として、私が最初に取り組んだ仕事でした」
 「ところが、外務省の先達が後進のために残した例文集を手にして、実は中国語にも同じ格式があり、パーツを組み合わせる要領で対応できることを知りました」
 「この原則を実用につなげるため、私は試行を重ね、まず東京大学教養学部で一学期間授業を行なったのを皮切りに、日中翻訳学院で講義を重ね、改良した教案を基礎に、この本を世に問いました」
 千葉氏は1959年生まれ。東大法学部卒。外務省中国課勤務後、北京大学に留学。2回の在中国大使館勤務。通訳案内士(英、仏、中)、中国政府ビジネス中国語検定BCTレベル5。著書に『日中体験的相互誤解』などがある。


(段躍中)



 

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