日中友好協会(日本中国友好協会)

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HOME > 私と中国 > 2016年12月5日号

私と中国〈950〉

中国国際航空公司
日本支社勤務


杉山 千明さん

 

夢は東京五輪ボランティアに参加


 日々の業務は成田空港ほか国内9空港の施設費や安全管理費、その他機内食の費用等、フライトに伴い発生するさまざまな費用の支出を担当。中国本部の担当者や中国人の上司とは中国語でやり取りする。「職場はほぼ女性、みな中国のエキスパート。私は必死についていっている」と控えめながら、大学時代に出合った中国に今なお魅了され続けている。
 法政大学現代福祉学部在学中に中国語を履修、中国人の邱奎福(きゅうけいふく)先生と謝茘(しゃれい)先生から指導を受けた。「内向的な私は、先生たちの信念を曲げない熱心な教育態度に感銘を受け一心に勉強。中国とは離れがたい存在となった初めての出合い」と語る。
 また在学中に始めた中国家庭料理店「神洲之華」(神奈川県川崎市)のアルバイトは従業員の99%が中国人。中国と変わらないエネルギッシュな店内で、彼らとの交流を通して、中国への憧れをさらに強くした。
 2010年冬、新卒で入った会社を10カ月で退職。その後、「中国語をマスターし、それを使う仕事に就く」という目標を見出すと、大連に渡り、東北財経大学に半年、さらに青島海洋大学に半年留学して中国語を磨いた。
 その後、青島に生産工場をもつ日本のハンドバッグ会社に就職、生産管理の仕事を2年弱担当した。
 日本に帰国した後に現在の職場に就職、さらに留学前に友人の紹介で相談に乗ってもらった中国留学経験者の知人男性と再会し、意気投合。交際へと発展し今年10月に結婚した。「中国へ行って、いろんなご縁に巡り合えた」とにっこり。
 夢は「20年の東京五輪のボランティアに参加して、中国人にもっとたくさんの日本を理解してもらいたい」。1987年生まれ、神奈川県出身。
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