日中友好協会(日本中国友好協会)

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私と中国〈940〉

大阪・泉北で活躍


浅田 美奈子さん

 


生活にとけこんだ日中友好


 大阪・泉北ニュータウンと近郊農村を舞台に日中友好の新風を吹き込む浅田美奈子さん。
 「日中友好堺・美木多連絡会」(夫の勝美さんが代表)は、日中友好協会堺支部と連携しながら、神田さち子さんの一人芝居「帰ってきたおばあさん」公演に700人、戦後70周年には「望郷の鐘」上映会に900人。今年は関西エスペラント大会が長谷川テル女史「朗読劇」を再演すると聞き、「支える会」を結成、145人が駆けつけた。
 教員退職後の美奈子さんが一挙に中国との距離を縮めたのは、勝美さんが福建省?西学院で日本語教育に当たった2年間。「和服の紹介」授業と着付けの実演に挑戦、学生と教師250人を虜(とりこ)にした。
 ある日、大声で学生と日本語を交わしていると、一人の婦人が駆け寄ってきた。残留婦人との初めての出会いに心をゆり動かされる。帰国後、「帰ってきたおばあさん」浅草公演を聞きつけ、単身で鑑賞。「私の地域でみんなと一緒に見たい!」。
 開発が進み衰退する農業と自然を前に、「美木多の自然を守り、街づくりを考える会」が市民菜園や朝市や収穫祭を20数年間続けている。夫妻とも発足以来のメンバー。
 「帰ってきたおばあさん」公演に、「考える会」、新婦人、同僚教師、日中友好協会の仲間たちが本気で取り組んだ。
 浅田夫妻の協会加入は2013年。会員と読者を広げ、早くも大阪の日中友好運動の確かな一角を占めている。「本当にやりたいことをやる充実した日々」と語る美奈子さん。日中不再戦、憲法九条を守り抜く、その決意は堅い。
(山本)


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