私と中国〈864〉
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写真家
久保田 惣市さん
協会カレンダー普及の先頭に |
協会の「中国悠久の旅」カレンダー普及の先頭に立って奮闘している。今年のカレンダーをすでに140本以上を普及、なお努力中だ。
「そのエネルギーは」と聞くと「まず私の写真が載っているからです」と笑顔を見せた。今年のカレンダーの「3月」にも「雲崗石窟」(山西省・大同市)が登場する。
ペンネーム伊那谷峯雄は、父母の郷里で自身も高校までを過ごした長野県上伊那郡箕輪町に由来する。カメラ歴は長い。22歳から、大学の友人に「コニカ」カメラを勧められた。これはレンズが「ヘキサノン」で、高校時代の先生がレンズは「ヘキサノン」が良いと言ったことも覚えていたから。
その後、35m/m版から中判カメラ「ゼンザブロニカ」、さらには「マミヤ7」と中判を渡り歩き、今はもっぱらデジカメ「ニコンD-800」を愛用している。
「風景が得意。特に中国の風景には圧倒されます。その風景が自分の育った長野県の風景と重なるのです」と、遠い昔の顔になった。
さまざまな活動や付き合いを通じて会った人には必ず「中国悠久の旅」カレンダーを勧める。なかには「カレンダーはまだか」と問い合わせする人も。
「中国には何回も行きました。酒も食べ物もおいしい。人もやさしい」と、協会員の誇りを胸に今日も足を運んでいる。(宣)