私と中国〈823〉
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孫文ゆかりの新宿区在住
北中 一永さん
辛亥革命100周年企画次々と |
今年100周年を迎えた中国の辛亥革命。これにちなんだ行事を次々と企画している。
そのメーンは、6月16日に開く「曾祖父・梅屋庄吉と盟友孫文〜辛亥革命を語る」講演会。曾孫小坂文乃さんが講演する。新宿区と中国大使館友好交流部が後援を決めた。
文乃さんは、東京・日比谷の松本楼常務で、2008年に同所を訪問した胡錦濤中国国家主席に孫文所蔵品を解説、昨年の上海万博では梅屋庄吉展の責任者を務め、NHKラジオ深夜便に出演するなど超多忙の人。
続いて、7月には横浜中華街など「孫文の足跡を辿る」歴史散歩。今秋には、孫文の生誕地広東省中山県翠亨村を訪問ツアーする。居住する東京・新宿区は孫文と深い縁がある。庄吉が住んだ町であり、その梅屋邸で孫文と宋慶齢が結婚披露宴を行なった。
北中さんは、中国と関わりが深い神戸市で生まれた。幼い時から多くの華僑を間近に見、幼時からの知人もいた。生地の近郊では日中戦争で多くの犠牲者も出し、その話もよく聞かされた。
高校生時代から北京放送を聞き、中国の「文化大革命」に心を痛めたこともある。なかなかの「中国通」であり、中国人の知人も多い。現在、日中友好協会新宿支部事務局長として多忙な日々を送っている。
問い合わせは、TEL/FAX:03(3950)3685 メールアドレス:kitanaka@friend.ocn.ne.jpへ。(宣)