私と中国〈792〉
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囲碁サロンさいたま新都心代表
大澤 完治さん
囲碁は“宇宙” 子どもの生きる力を育てる最適なゲーム |
今年11月に行われた第26回日中友好囲碁大会(協会主催)の有段B1組で入賞した「緑星さいたま」の代表。
定年退職を機に2003年、「おとならんか塾」(入門から有段コースなど)のほかに、当時大ブレイクしたマンガ『ヒカルの碁』ブームにのって子ども囲碁教室「緑星さいたま」(上級〜院生プロ志望)、「こどもらんか塾」(入門〜上級)を開講。
現在は幼稚園児から高校生までの子ども約70人、大人十数人が在籍、毎週1回近くの小学校への普及活動も行い、「世代を超えて囲碁を学びながら楽しんでもらえる三世代融合型『囲碁塾』」を目指しています。
「子どもは大人と比べて迷いがない。直感力で勝負します。囲碁で強くなるには、sense(感覚)、speed(速修)、self selective hope(自主目標)が不可欠」と語ります。
日中友好囲碁大会に参加して「今の子どもたちはゲームが主流。人との対戦の機会に慣れていない。あきっぽく、集中力のない彼らにとって実地訓練としてとてもいい機会だった」とも。
夢は現在、大学院で仏教芸術を勉強している末息子と憧れのシルクロードに行き、仏蹟を訪ねること。
囲碁は「宇宙をゲーム化したもので人間が生きるあらゆる英知を包含しています。特に集中力、忍耐力、危機管理能力、マナーなど子どもの生きる力≠育てるのに最適」と情熱は尽きません。
1941年生まれ。埼玉県出身。さいたま新都心の塾長で女流棋士の大澤奈留美さんは大澤さんの長女。(押)
<連絡先> 囲碁サロンさいたま新都心 TEL:048-857-1518 http://www.igo-sintosin.jp