日中友好協会(日本中国友好協会)

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HOME > 私と中国 > 2009年6月15日号

私と中国〈781〉

城台 厳さん 城台 星子さん写真

福岡で186歳夫婦が入会
城台(じょうだい) 巌さん 城台 星子さん

 

日中友好に生涯かける

 大牟田の城台巌さん(92歳)、星子さん(94歳)夫妻は、久留米で09年4月に開催された沙飛写真展の呼びかけ人に要請され、即座に快諾。沙飛がレンズを通して将来を見つめた生きざまと武田正勝協会福岡県連合会会長らの写真展成功にかけた情熱と誠実さに感動しました。
 県連理事の堀栄吉さんの入会の勧めに、「会員としてやっていけるか」と、一抹の不安を抱きながらも「断れるようなものではない」とその場で入会。
 早速、協会の拡大運動に協力しなければと、「姉さん女房」の星子さんに「お前も入らんか」と誘いOK。現在、2人合わせて186歳。全国最高齢(?)の夫婦会員。
 90歳を過ぎた今でも夫妻は家業の精肉店で現役として頑張っています。
 もともと夫妻は中国の青島と上海の生まれ。生まれ育った中国への思いは深く、「日中両国、アジアの平和は大切」と地域で民主団体の会長として頑張っています。
 城台さんは戦後、三池炭坑闘争当時、有名な写真家土門拳さんとともに、警官にこん棒で殴られながら、写真で正義を追い求めました。現在は、日本リアリズム写真集団の全国参与です。
   「今、日本が変わろうとしている大事な時、日中友好を盛り上げるために、生涯をかけて取り組んでいきたい」と、巌さんは星子さんを励ますように静かに語りました。
(E)

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