私と中国〈780〉
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飛鳥京観光ボランティア・ガイドで活躍する
広田 仁吉さん
奈良支部の新支部長に |
１９４１年、茨城県の「満州鉱工訓練所」を経て「満州電信電話（株）新京中継所」などに勤務し、４年後予科練に入隊。これが原点となって、長年にわたって「満州国」に関係する出版物（書籍・旅行記・軍事・思想・写真帖・絵はがき・地図）など手に入る限りの資料を収集し、各地の「平和のための戦争展」などで展示してきた。
高齢となり、これら１０００点にのぼる資料のうち、縁のあった長春の｢偽皇宮陳列館｣に数百点寄贈した。以来、陳列館との交流が始まり、同館主催の学術討論会などに参加したこともある。
文学歴も長い。数次にわたって詩人会議全国運営委員を務めたこともある。若い頃から、さまざまな雑誌・新聞などに投稿。中国建国４０周年記念の日中友好新聞にも「中国よ あなたに」が掲載されている。『日本の反戦と平和の実物資料』（桐書房）や、詩集『貨幣価値考』、アンソロジイ『風に向かって』、『人間の声高く』（浪花書店）などの著書もある。
１９９７年明日香村に転居、以来、飛鳥京観光ボランティア・ガイドとして活躍。２００５年、明日香村議。０９年４月に結成された日中友好協会の奈良支部長に選ばれた。協会歴５５年。
（お）
