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私と中国〈771〉

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朝日食品工業(株)社長
中野 高雄さん

 

「中国悠久の旅」カレンダー普及で日中友好

 この3年間で60本以上を購入している中野さんは、1935年創業の朝日食品工業(株)の社長。アサヒコシリーズのこだわり豆腐や豆乳、揚げ物、お漬物、調理麺、キムチなど、同社が製造する食品は多種多様で、製造工場は全国に広がる。
 中野社長は大学も農学部。会社経営上の必要性だけでなく、根っからの農作業好き。自宅の庭で育てるブルーベリーの木々はまるで本格的な農園のよう。
 農の国中国へは新しい食材を求めてその足跡は広東、福建省から黒龍江省まで各省にまたがる。
 「社長、採算が取れるのですか?と社員に冷やかされて」と、本人はぼやくが、商品開発事業は楽しくてたまらない風情も見せる。
 その意味でも、昨今の中国食品の安全性問題には人一倍心を痛め、中国側にも時に直言しているとのこと。
 社長室には「中国 悠久の旅」カレンダーが飾られているが、取引先や各工場関連会社にも贈るのが恒例となっていて、「ささやかな協力ですが、日中友好への一助になれば」と、ふっと表情をなごませた。
 ただ、業界のいろんなカレンダーにもお付き合いする必要性もあり「昨年は少し残ったかな」とのこと。カレンダーの内容をいっそう工夫・充実させ、来年も中野社長の期待に応えたいと、取材を通じ痛切に思った。(田)

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