私と中国〈765〉
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福井支部で京劇観劇を担当
田村 容子さん
京劇に魅せられ天津留学も |
協会福井支部が「北京風雷京劇団福井公演」(10月25日、福井市民福祉会館)を主催することになり、福井大学中国人留学生20人に「京劇を劇場で見たことがありますか?」と質問したところ、観劇した人は3人。
まして、日本人には京劇のことを知っている人は少ないのが現状。どうしたら会場を満席にできるだろうかと相談をしていた時に、留学生の施凱盛さんから「京劇を中国留学中に400回ご覧になった先生が福井大学におられます」と嬉しい連絡、さっそく協会の案内しおりと「日中友好新聞」を持参し、京劇福井公演への協力をお願いしました。
田村さんは、一海知義先生(神戸大学名誉教授)の漢詩講座に参加されていたこと、大学生(神戸学院大学)の時に上海京劇院の舞台を初めて見て、京劇の色彩と音楽の迫力に魅せられて中国・天津へ留学された体験を語り、「公演を成功させましょう」と協力を約束。
「福井県民に京劇の魅力を話して欲しい」との私たちの要望に応じて、「京劇講座」(3回目は9月7日)の講師を担当。
京劇などの映像を交えたお話は参加者に好評で、地元紙などでも紹介され話題になっています。10月の福井公演では「京劇の見どころ」の講演も予定しています。
1975年生まれ。福井県あわら市在住。福井大学教育地域科学部講師。(粟田栄・福井支部事務局長)