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HOME > 日中友好新聞 > 2015年10月15日号

日中友好新聞


理解深め絆強めよう
全国32カ所で一斉に
第2回中国百科検定試験

 

 

 日本中国友好協会主催の第2回「中国百科検定」試験が9月27日に全国32カ所で実施されました。
 今回は3級(ものしりコース)のほかに新たに2級(中国通コース)も加わりました。522人(3級=269人、2級=253人)が申し込み、実際、受験した人数は全体で474人(3級=234人、2級=240人)でした。
 受験人数が最も多かった東京はじめ、福岡、岡山の各試験会場の受験風景をお伝えします。(3級の問題は3面、解答は4面で紹介。2級は次号で紹介します)

 


事前の学習運動が効果発揮
東京会場


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78人が受験した東京23区会場


 東京23区会場(日本大学法学部3号館)と多摩地区会場(中央大学多摩キャンパス)で実施しました。23区会場は78人(3級24人、2級54人)、多摩地区会場は15人(3級10人、2級5人)で合計93人が受験。両会場ともマニュアルにもとづいて、時間どおりに開始、無事終了しました。
 アンケートは受験者の7割から回答があり、「次回も受験したい」、または「検討する」、「知識が深まった」という感想が多く見られました。
 ある40代の男性は「この受験をきっかけに、知識を体系づけて自分を充実させていきたいと、しみじみ思った」と感想を寄せました。
 東京都連では、今年初めから、中国百科検定を単なる受験としてとらえるのではなく、広い意味での学習運動として展開することを決定。3月以来、受験対策も含めた学習講座をさまざまな分野ごと、都連主催の6回はじめ多くの支部ごとに開催しました。
 「三国志」「漢方」「歴史」「地理・民族・宗教」など、毎回20~40人の受講者があり、半年間に350人以上が参加しました。
 こういった画期的な学習運動の結果、全体として中国への関心・理解が深まり、ひいては組織の活性化や仲間増やし運動にもプラスの効果をもたらしました。残念ながら、昨年に比べて中国百科検定受験者の増には直接結びつきませんでしたが、中国への関心に応えて、今後とも多彩な学習運動を盛んに進める契機となりました。

(北中一永)

 

 


14歳から88歳、多彩な顔ぶれ
福岡会場


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51人が受験した福岡会場


 9月27日、第2回全国百科検定試験が福岡会場と北九州会場で開催されました。
 福岡会場は県教育会館で51人(3級13人、2級38人)、北九州会場は九州工業大学で15人(3級5人、2級10人)合計66人が受験。受験者は年齢が14歳から88歳まで、階層も中学3年生から市議会議員、弁護士、大学名誉教授などを含め多彩でした。
 試験そのものは昨年の経験があり、スムーズに進行しましたが、1人の方がマークシートの名前の塗りつぶしができずに時間が経過しているのを試験監督が気づき、尋ねると2種4級の視力障害があり、自力では短時間でマークシートの塗りつぶしができないことが判明。試験実施統括本部と相談し、別室で援助者をつけることで最後まで受験しました。後日、その方は「丁寧な援助で最後まで受験でき感謝している」とのことでした。
 県連は今回の取り組みでは、対策委員会をつくり、マスコミ対策として県庁での記者会見を行うとともに、各種団体とともに特に学生に広く呼びかけるため県内の大学訪問を精力的に行い、県連と7支部で19団体と30大学を訪問、1校を除き、すべて協力をいただきました。これは今後につながる成果です。受験講座は県連内の福岡と北九州の5カ所で5回取り組まれ、うち1回は青年対象に青年会員が講師で行いました。

(松尾武蔵)

 


「中国の深さ大きさを実感」
岡山会場


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14人が受験した岡山会場


 岡山では、岡山国際交流センターで実施、14人(3級10人、2級4人)が全員無事試験を終了しました。岡山で出された受験者の声の一部を紹介します。
 「選択肢が問題集と全く同じなので、ほとんどできた。合格したら次回は上級を受験したい
 「中国の地理や歴史を勉強するなかで、その大きさと深さに、改めておどろいた」
 「公式テキストだけの学習で受けたが、4分の1くらいできなかった」
 「歴史上の人物や地名の漢字が半分くらいしか読めない。フリガナをつけてほしい」
  今後の課題として次のことがあげられます。
1、この試験の目的「理解は絆を強くする」を広く知らせる。
2、受験者を増やすために、もっとPR活動をする。とくに若者の受験者を増やすために
    事前学習に取り組むこと。
3、事業としても市民権を得て、安定的に採算がとれるようにすること。

(小林軍治)

 

 


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