公式見解
沖縄での米軍人の犯罪に抗議する
2月10日夜、沖縄県北谷町で、米軍人が中学3年生の女子を暴行するという痛ましい事件が発生した。協会は米軍人の凶悪犯罪に強く抗議する。今回の事件は1995年の米軍人による少女暴行事件を繰り返したものである。この事件の後、米軍は犯罪を繰り返さないと約束し、綱紀粛正と軍人教育にとりくむと言明したが、これが守られていないことが改めて明らかにされた。今回の事件は、米軍基地がある限り、犯罪はなくならないことを証明したものである。
いま米軍は世界的規模で再編強化・日米軍事一体化をすすめようとしており、沖縄はそのかなめとして恒久基地化されようとしている。これは日本と、中国を含むアジアと世界の平和と友好に逆行するものである。今回の事件は、まさにその中で起こった。
日本国民の安全、中国を含むアジアと世界の平和のために、アメリカ政府は米軍の再編(トランスフォーメーション)・日米軍事一体化をやめ、米軍基地を即時撤去するべきである。
日本政府は、平和憲法を持つ国の政府として、このことをアメリカ政府に要求するべきである。これこそが、日本と、中国を含むアジア、世界との平和と友好の道を大きく切り開くものである。
2008年2月17日
日本中国友好協会第3回常任理事会
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