公式見解
東京都教育委員会の
「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書採択に対し抗議します
東京都教育委員会御中
抗議文
東京都教育委員会は「新しい歴史教科書をつくる会」の中学校用歴史教科書を多くの都民の声を無視し、学校現場の声も聞かず、都立白鴎高校付属中学校で使用することを採決しました。
このつくる会の教科書は、日本の侵略戦争を「大東亜戦争」として美化し、中国で行った南京虐殺や強制連行等の事実さえ否定しており、子どもたちに日本の歴史をゆがめて教えることでもあり、とうてい容認できるものではありません。
ましてや、東京都は北京市と友好交流都市関係にあり、その精神にも反するものです。
創立以来50数年にわたって、中国への侵略戦争の反省の上に、日中両国と世界の平和のために運動をすすめてきた日本中国友好協会は、今回の採択に断固抗議し、採択を撤回し、教育現場や都民の声を聞き、正しい歴史を教える教科書を採択するよう要求します。
2004年8月27日
日本中国友好協会 伊藤敬一
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