日中友好協会(日本中国友好協会)

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HOME > 私と中国 > 2015年1月25日号

私と中国〈905〉

太極拳本部指導員


宇野 昭夫さん

 


太極拳普及が私
の日中友好運動

 太極拳との出合いは1979年、サントリーオールドのCMで、太極拳の放映を見て興味をもったこと。それから2年後、職場で仕事をしながらラジオを聞いていると、日中友好協会京都府連合会が太極拳教室の募集をしていたので、応募しました。
  「当時は、太極拳が珍しかったのか、CMの影響か、100数人の応募がありました。太極拳運動は、見た目はゆっくりとした優雅な動きですが、実際は難しいものです。それから2〜3年で残ったのは数人でした。そのときに日中友好協会に入会して同時に指導員の補助を頼まれ、今に至っています」と、語ります。
 現在、京都府連合会の太極拳教室は派遣を含めて5教室。受講生は約60人。「京都では他に多くの太極拳教室が存在しているため、京都府連の教室は非常に少ないですが、他に負けないよう、技術と熱意で頑張っています」。
 また「関西一円の日中友好協会の教室が協力して、技術の向上と、それを継承していくこと、広めていくことが、これからの課題です」と、太極拳にかける意欲十分です。
 意外なことに中国へは一度も行ったことがないという宇野さん。
 「中国の太極拳老師に指導を受ける機会が時々あります。中国の文化である太極拳を日本の人たちに伝えることが、私の日中友好運動だと考えています。現在、日中間では、いろいろな問題が山積していますが、私たち国民同士が、少しでもお互いに理解し、仲良くなっていってほしいと願っています」
 1941年、京都市生まれ。趣味は囲碁、パソコン、太極拳。 (押)


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