日中友好協会(日本中国友好協会)

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私と中国〈902〉

公益財団法人 日本シルバーボランティアズ理事


小高 清蔵さん

 


「中国通」の力発揮して

 小高清蔵さんと中国との関係は台湾から始まりました。1977年、勤務先商社の台北支店への転勤。当時の台湾は戦後30年余りとはいえ日本語の話せる人が多く、商談も日本語中心。また、夜の酒家も含め娯楽の世界も中国語がほとんど不要でした。
 その中で、小高さんは中国語に興味を覚えて勉強した少数派。そして、すっかり台湾びいきの日本人となっていました。
 4年半の駐在を終え日本に帰国、次は1985年、北京に転勤。当時は中国との取引は黎明期で、社内に中国語要員が少なく小高さんにお鉢が回って来たもの。
 当時の中国は「文革」(66〜76年)が終わりまだ8年目、人民服の市民が大半で唾を吐く人も多く、友誼商店の店員は何を聞いても横柄な態度で「没有!」と叫ぶ時代でした。「日本食堂が少なく新僑飯店でのラーメンが最高のご馳走でした」と、懐かしそうに語ります。
 帰国後、小高さんの社内での評価はすっかり「中国通」。2度目の台北勤務を5年、その後、関係会社の責任者として広東省汕頭市に2年半勤務。
 現在は会社生活を終え、公益財団法人「日本シルバーボランティアズ」に勤務し中国への派遣業務を担当。ここは中高年の国際社会貢献を支援する団体で、中高年の技術者をこれまでに3500人も中国各地に送り出しています。
 「日中関係はいろいろありますが、こうした草の根活動がどこかで必ず両国関係改善に繋がるだろうことを信じています」と力強く締めくくりました。
 44年、千葉県出身。神奈川県川崎市在住、夫婦2人暮らし。

  
現在、公益財団法人日本シルバーボランティアズでは、新たな登録会員を募集中。費用など諸条件については、直接お問い合わせください。

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