日中友好協会(日本中国友好協会)

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私と中国〈824〉

藤原 知秋さん写真 日中友好協会

帰国2世、通訳・翻訳業
藤原 知秋さん

 

語学力を日中友好に生かして

 母、秀子さんが残留孤児である。父、永寛さん、妹の4人で1990年に日本に帰国した。1970年中国東北地方の吉林市で生まれ、中国の高校を卒業後、静岡大学の言語文化学科で学び日本語を習得した。
 民間の中国語学院、中国貿易商社などを経て、2005年の「中国残留孤児国家賠償訴訟」で通訳として協力、その後現在の中国語通訳・翻訳業を職業にしている。企業の語学研修・民間の語学同好会・中国人戦後補償訴訟の通訳・翻訳業と、東奔西走の充実した毎日を送っている。
 「今年で中国20年・日本21年、ちょうど半分ずつ暮らしたことになります」と、半生を振り返り懐かしそうに話す。
 「日中間のトラブルをどう見ていますか」と聞くと、「私の接する語学に関係する日本人は中国に好意的な人が多い。多くの日本の人びとも本来的にはそうだと思います」との答え。
 そのうえで「中国の問題が、『中国脅威論』を含みながら必要以上にクローズアップして報道され、誤解を広げていると思います。このような時代だからこそ、協会のような“草の根”の友好運動がますます大事だと思います。また私たち2−3世の責任も重いと感じています」と分析する。
 2002年から協会東京都連の中国語講師が縁で会員に。06年の協会代表団の訪中のさい、通訳として同行した。現在都連の理事も務める。日本で知り合った中国人の妻との間に1女がいる。
 連絡先 FAX:03(6795)1066 メールアドレス:mr.fujisan@gmail.com(宣)

 

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