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HOME > 日中友好新聞 > 2016年1月25日号

日中友好新聞

「友好のすそ野広げる検定」
中国百科検定懇談会を開催


 

shinbun

中国百科検懇談会であいさつする田中理事長(中央奥)



 第2回中国百科検定の東京、千葉、埼玉、神奈川の6会場での受験者を対象にした懇談会が、昨年12月16日夜、東京・千代田区の東方学会会議室で行われ、12人が参加しました。
 冒頭、日中友好協会理事長で中国百科検定委員会委員長の田中義教氏が、受験への謝意を表明、「百科検定の発展のために忌憚のない意見を」とあいさつしました。。
 席上、次のような発言が続きました。。
 「中国を広く知ることができる素晴らしい制度だ。回を重ねれば受験者は確実に増え、希望ある未来が見えてくるはず」(千葉・五十嵐臣良さん)
 「中国の広さや民族数などを初めて知った。百科検定を発展させたい」(東京・藤田達枝さん)
 「記憶することで知識が深まる。友好のすそ野を広げる検定だ」(千葉・得能政雄さん)
 「事前学習会の後、年配の女性が『勉強するって大事ね』と言った。多くの人がマスコミに踊らされて中国を嫌いになっている。マスコミに負けない検定にしたい」(東京・岩楯さとみさん)
 「百科検定は民間交流に資する大きな意義をもっている。もっとPRして、就職活動につながるような試験に発展させてほしい」」(東京・髙山直人さん)
 「支部の理事には『年だから』と受験しない人もいたが、受験後は雰囲気が変わってきた」(千葉・笹本健博さん)
 「最初は検定の意義を理解できなかった。受験を通して、中国に強い関心をもつようになり、支部の役員会で毎回学習を行なっている」(東京・斉藤信行さん)
 国民レベルで中国に対する偏見を是正する百科検定の意義を指摘する声も相次ぎました。
「中国語講座の受講生でも『中国は嫌い』と言う。支部でもまだまだ関心が薄い」(東京多摩・天広信頼さん)
 「実力のある中国人の生徒だったが、『勉強についていけそうにない』と中3から中1に落とすことが職員会議で検討された。教師が中国のことを少しでも理解していれば対応は違ったはず。検定受験を学校に呼びかけてほしい」(東京多摩・金児節子さん)
 「職場の介護ヘルパーの中にも中国に偏見をもつ人がいる。中国の文化を学び、日本という国が中国との関係の中でどのような経緯を経てきたか、つくづく考えさせられた」(横浜・関禎彰さん)。
 そして、高い評価の一方で受験者が少ない現状を踏まえ、「理想ばかり見ず、現実を直視して取り組むべき」、「学生を増やすために『学割』の検討を」、「ホームページやフェイスブックで発信を強めるべき」、「口コミで、具体的に声をかけて広げていくことが必要」など、具体的な提言も寄せられるなど、来年3月の第3回試験に向けて展望を広げる懇談会となりました。         (Μ)



 

 

 


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