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日中友好新聞

2009年10月25日号1面
日中友好と太極拳交流の輪広がる
協会東京都連合会太極拳普及30周年

 日本中国友好協会東京都連合会は、「太極拳普及30年・東京−北京友好都市締結30周年」を記念して9月21日、東京都内で第7回交流会を開催。
 都内の受講生、指導員、協会会員、都連・本部役員はじめ北海道や群馬、山梨、埼玉、横浜、茨城、名古屋、鳥取、九州などから合計約1700人が集まり、日ごろの成果を披露しました。

 

飛躍的な発展とげた都連の太極拳

 

写真1
約1700人が集まった第7回交流会

 協会東京都連合会の太極拳は1978年に普及を始めてから30年間、都内各地域で協会の文化活動の一環として太極拳の普及をめざし、現在は約40の教室で2000人近い愛好者が学び、ここ10年間に飛躍的な発展を遂げてきました。
 開会式で、高橋清枝実行委員長は「過去最高の種目とエントリー数で開催できたことを喜びたい。これからも太極拳の技術向上だけでなく、『身体機能の促進』『友好と文化交流の輪』を広げましょう」とあいさつ。
 石子順東京都連会長は「都連太極拳の大きな発展には目を見張るものがあります。今後も力を合わせて太極拳運動のますますの発展を」と祝辞を述べました。
 初期から太極拳の普及に尽力した松田英子さん(協会本部副会長、段級位審査委員長)と伊藤洸子さん(本部指導員)に、それぞれ石子会長から感謝状と記念品が贈呈されました。

 

過去最高の種目とエントリー数で表演

 

写真2
70歳以上の参加者も元気いっぱい

 交流会は、8分以内でグループや種目別ごとに表演。簡化24式太極拳、88式太極拳など日常練習している制定拳だけでなく、太極拳功夫扇や42式剣、動物の姿・動きを模した五禽戯など多彩な種目、午前・午後合わせて41のエントリー数で行われました。
 色とりどりの衣装に趣向をこらした音楽や隊列など個性豊かな表演のなか、午後のトップバッターには70歳以上の総勢200人の参加者が登場し、簡化24式太極拳を元気いっぱいに披露、注目を集めました。
 高橋清枝委員長の粋なはからいで80歳以上、90歳以上の参加者を紹介すると、会場からは大きなどよめきが起こり、暖かい拍手が送られました。
 中国大使館の張成慶参事官と杜暁曦さんは「すばらしい演技。とても上手ですね」と称賛。会場は熱気と興奮に包まれ、大いに盛り上がりました。
 参加者からは次のように多くの感想が寄せられました。
 「交流会に参加できて嬉しい。光栄です」
 「練習の励みになる」
 「和気あいあいの雰囲気だから続けられる」
 「いろんな人たちが集まって表演するすごい機会。とても勉強になる」
 「70歳、80歳、90歳の方が元気に太極拳をしている。とてもうらやましい。目標にしたい」
 「普段見られない演技はすばらしい。東京のパワーはすごい。交流会に来た甲斐があった」(地方からの参加者)

 

和やかな雰囲気、祝賀会

 

写真3
あいさつをする高橋清枝実行委員長(中央)

 交流会後、東京上野の「東天紅」で祝賀会を開催、他県から駆けつけた太極拳愛好者を含め225人が参加しました。
 松田英子本部副会長が開会のあいさつで太極拳普及の歩みを振り返り、諏佐剛央都連理事長が乾杯の音頭をとりました。
 京劇俳優の魯大鳴さんの「変面」、張勇さんの二胡演奏のほか、書道に合わせて詩吟を吟じる「書道吟」、フラダンスと太極拳をミックスした「フラ太極」、舞台上で京劇のメークに挑戦したり、ロック音楽に合わせて「ソーラン節」を踊るなど、珍しい出し物が次々と披露され、場内は大興奮。
 染谷三郎都連副会長と高橋清枝実行委員長が閉会あいさつを述べ、和やかな雰囲気のなか終了しました。(押、滝)

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