" 中国百科検定-試験要項 日本中国友好協会



中国百科検定とは?

 

 『中国百科検定』は「日中両国の関係改善のためには、まず相手国への理解を深めることが大切」との強い思いから誕生しました。中国語の能力ではなく、中国の歴史・地理・政治経済・文化等、多方面の知識を問う、日本でも極めてユニークな検定試験です。

 2014年3月、東京・大阪・福岡の3会場で第1回が開催され、366人が3級(ものしりコース)を受験。第2回は昨年9月に開催され、会場を全国各地(32カ所)に広げ、2級(中国通コース)を新設、受験者は474人まで増えました。

 第3回では1級(百科老師コース)を新設し、これで全3コースがそろうとともに、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟が後援に加わりました。さらに、中国国家観光局と中国日本友好協会が春秋航空とともに協賛に入り、成績優秀者に対して招待旅行や往復航空券などの副賞を提供していただくことになりました。これは"草の根運動"としての当検定の意義が認められた結果とも言えます。

■いま求められる「以民促官」の精神~永遠の友になるために~

 戦後、日本と中国の関係も発展し、特に国交正常化以後は、あらゆる分野で両国民の交流は飛躍的に進展しました。しかし近年、歴史認識や領土問題を巡って両国政府間の関係は悪化しています。国民感情も残念ながら最悪と言える状況ですが、それでも互いに相手国との関係が大切だ、と考えている国民が大多数に上っていることも事実です。

 中国との交流の歴史は少なくとも2000年以上におよび、その間、日本は実に一方的に多くのことを中国から学びました。漢字も書も豆腐も囲碁も、多くの文化・風習が中国伝来のものです。古来より中国は、時に羨望の対象であり、時には非難の対象でもありました。その隣国を侵略した時代を経て、戦後、日本は経済大国となり、長い歴史から見ればほんの数歩、中国に先んじることになりました。そうした"プライド"からでしょうか、近年、急激に経済力と政治力をつけ、後ろに迫ってきた中国に焦りを感じているかのようです。

 中国には「以民促官」という言葉があります。民をもって官を促す。たとえ政府間に困難があっても民間の交流を盛んにして状況を変えてゆく、という考え方です。現在の日中関係においても、互いの政府に期待するより、まずは民、国民ひとりひとりが互いに隣国を知ろうとする気持ちを持つことが大切なのではないでしょうか。私たちは、国民の力、すなわち「草の根」の力が日中友好を前進させるものと信じています。

■真の「中国通」を育てるための百科検定~「古今東西」の中国を知る~

 それでは、草の根レベルで交流を深めていくために必要なものは何でしょうか。 たとえ中国語が堪能であったとしても、それだけでは中国人の気持ちは理解できないでしょうし、商売もうまくいかないでしょう。相手についての良質な知識・情報があってこそ、真の相互理解が進み、そこで初めて相互信頼感が生まれてくる、と私たちは考えています。そう「理解は絆を強くする」のです。

 「中国は嫌いだ」と言う人の大半が、実は本当の中国を知らずに、一部の政治家の中国脅威論や一部マスメディアの反中国報道をうのみにしています。不正確な情報、一方的な思い込み、折々の感情の虜になって、相手に乱暴な言葉を浴びせているのです。そこで私たちは、良質な知識・情報を1人でも多くの「民」に身につけてもらい、真の「中国通」となってもらうべく『中国百科検定』を立ち上げました。

 本検定において出題のベースとなるのが、公式テキスト『中国百科』(税込み3024円、めこん)です。同テキストは、第一線で活躍している39人の中国研究者・専門家に依頼し、それぞれの専門分野について学会等の基本的常識を簡潔にまとめたものです。「百科」と銘打ったように、地理、歴史から政治経済、言語、文化に至るまで幅広い分野をカバーしています。少数民族の食文化・宗教信仰をはじめ、世界のチャイナタウンや中国映画の新しい波、そしてイタリアに次ぐ世界2位の45件を誇る世界遺産の詳しい紹介まで、「古今東西」の中国、ありのままの中国を楽しく知ることができる読み物です。

 出題内容は、公式テキスト『中国百科』を基本範囲として、地理・歴史・政治経済・文化の4分野。各級とも全60問で試験時間は50分、4者択一のマークシート方式です。

 3級(ものしりコース)は、まずは中国を好きになってもらうのが主眼ですから、難易度の高い問題は出していません。『中国百科検定問題集』(税込み1080円、めこん)の中からほぼ全問出題されます。一方、2級(中国通コース)は中国に関心の深い人は持っていてほしい知識のレベル。同問題集のほか『中国百科』の熟読が望まれます。3級と2級の合格ラインは正解率7割以上です。

■「英検」「中検」同様、実利や就活にも結びつく検定を目指して1級を新設

 これに対して、1級は中国事情に熟知している"百科老師"レベル。『中国百科』をマスターするのはもちろんのこと、さらにプラスアルファの知識が問われます。合格ラインも8割と高くしました。まさに最難関、狭き門といえます。

 私たちは、当検定事業が日中友好の懸け橋となると同時に、合格者たちの「実利」「就活」にも結び付くことを目指しています。すなわち、「英検」「中検(中国語検定)」などと同様に、資格として広く社会に認知され、観光業や貿易業などのビジネス界、学校教職の世界で通用することです。そうした意味でも、当検定の1級所持者は、その資格を十分に備えていると自負しており、多くの学生たちに受験してもらいたいと思っています。

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<日本中国友好協会について>

 日本中国友好協会は中華人民共和国(中国)が建国された翌年の1950年10月1日、幅広い分野の人々の呼びかけで産声を上げました。
 「日中両国民の相互理解と友好を深め、アジアと世界の平和に貢献する」ことを目的として、中国とまだ国交がなかった1950年代から貿易や文化交流を行い、国交回復の実現に努めるとともに、戦後中国に取り残された在留邦人の帰国促進、戦時中に日本に強制連行され死亡した中国人の慰霊、遺骨送還などに取り組んできました。
 かつてアジアの国々に大きな被害を与えた日本の侵略戦争を反省して、「平和と不戦」を活動の大きな柱とし、戦争の歴史をゆがめる動きや、日本を戦争のできる国にしようとする動きに反対し、歴史や体験を正しく伝える活動に取り組んでいます。
 また、日本国民の中国への広範にわたる関心に応える活動をもう一つの柱とし、中国語、太極拳をはじめとした文化的な諸活動を全国各地で行い、様々な願いをかなえる中国旅行を企画するなど、日中両国民の友好の心情を育んでいます。

【団体概要】
■団 体 名:日本中国友好協会
■所 在 地:東京都台東区浅草橋5-2-3 鈴和ビル5F
       TEL:03-5839-2140 FAX: 03-5839-2141
■設   立:1950年10月1日
■代 表 者:会長 大村新一郎
■会 員 数:約1万1000人(準会員含む)
       全国に160支部
■活動内容 :中国語・太極拳など各種文化講座の開催、中国人留学生との交流、
       機関紙・機関誌の発行など
■URL  :http://www.jcfa-net.gr.jp/

<内容についてのお問い合わせ先>
日本中国友好協会/矢崎・滝沢
TEL03-5839-2140 FAX03-5839-2141
E-mail nicchu@jcfa-net.gr.jp

<報道のお問い合わせ先>
株式会社ピーアールセンター/内田・肥後
TEL:03-5679-5202 FAX03-5679-5203
E-mail info@prcenter.co.jp

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